昔なつかしのコリントゲーム。ビー玉がカラカラ落ちていく時の音がとてもキレイです!
- 対象 : 幼児~小学生(3-12才)
- 工作Lv : ☆☆☆☆ (4.中学生以上)
- 大きさ : 約45cm×30cm×15cm
- 材料費 : 2000円程度
別名パチンコゲーム・スマートボール。
正式にはコリントゲームと呼ぶらしいです。
木工でしっかりした作品になりますが、のこぎりや釘を使うため、こどもが自分だけで作るのは難しいかもしれません。
大人が作るか、手伝ってあげてください。
制作過程と、完成品を紹介します。参考になれば嬉しいです。
作り方
材料
- ファルカタ材(60cm×40cm×1.2cm) 1コ
- 角材 2.5cm角×90cm 2コ
- 角材 1.5cm角×30cm 1コ
- くぎ(色つきが良いです)
- 100均の止め金具(釘でも代用できます)
- 輪ゴム (普通の輪ゴムと、幅広のもの)
- 色画用紙
- アクリル絵の具
- ニス(水性 ツヤあり)
- ビー玉
材料のほとんどは、ホームセンターと100均で買うことが出来ます。
木材はファルカタ材にこだわりませんが、やわらかい木を選ぶと作るのが楽です。
(他にはバルサ材など、軽い木材はだいたいやわらかいです。パイン集材のように堅いものは家具向きです。)
工具は、のこぎり・糸のこ(手動でok)・トンカチ・木工用ボンドです。
組み立てと色塗り
板を45cmと15cmに切ります。
15cmに切った方を、糸のこで図のようにカットします。
角材を周りに並べ、木工用ボンドで接着します。
台の後ろにも1カ所角材をつけて、傾斜を作ります。
一晩おくとボンドが乾くので、アクリル絵の具で色づけをします。
アクリル絵の具は100均でも買えますが、文房具屋さんで買ってもそんなに高くないです。
混色すると、途中で絵の具を足すときに色が変わってしまいがちです。
気に入った色の絵の具を見つけて、混色せずそのまま使うのがオススメです。
また、水を余りつけず に塗ると、キレイに塗ることができます。
今回は、海と空をモチーフに塗ってみました。
絵の具が乾いた後(1~2時間?)、工作用水性透明ニスを塗ると、グレードがぐっと上がります。
耐久性も上がるのでオススメです。
今回はツヤありタイプを使いました。
ボードのくぎ打ちと発射台の金具のとりつけ
コースを考えながら、くぎを打っていきます。
深く打ち込む必要はありません。手で引っ張って抜けない程度に打ってください。
普通のシルバーのくぎではなく、色くぎを使うと見栄えがとってもよくなります。
実際にビー玉を転がしつつ、途中でつっかえない幅にしましょう。
発射台には、100均の金具を写真のように取りつけます。
引っ張りすぎて抜けたり、上下にブレたりしないように、下側にストッパーをつけているのがポイントです。(左下の丸い金具です)
くぎでもいいのですが、先がとがっているので金具の方が安全です。
ゴムが外れにくいですし、見栄えもよいです。
各部分の説明
発射台
これがないとコリントゲームは始まりません。
発射台のギミックは、輪ゴム1本です。
このくらいの強さがちょうどいいです。
ギミック:太陽・バンパー
メインギミックである太陽の裏側はこのようになっています。
ストローを使い、ボードに刺した釘の上にかぶせます。
ビー玉が入るとくるくる回ります。しかも結構高速です。
このギミックのおかげで、全く同じ強さで打っても違うゴールに到着するようになります。
こういうギミックがあると、コリントゲームは一段と楽しくなります。
バンパーは、三角形に打ったっ釘に幅広の輪ゴムをかけて作ります。
上から色画用紙をかぶせると見た目がよくなります。
そんなに強く反射するわけではないのですが、釘とは違った反射の仕方をするのでバリエーションが増えます。
台の傾斜
台の裏側に角材を1つ入れて傾斜をつけています。
傾斜がきついと勢いが付きますがゲームが早く終わってしまいます。
傾斜が緩やかだとゆっくり落ちていきますが、たまに途中で止まってしまいます。
どちらも一長一短ですので、ゲームの主旨や対象年齢に合わせて高さを調整してください。
遊び方
発射台の棒を引っ張って、手を離します。
ゴムの力でビー玉が打ち出されます。
強く打てば良いスコアが出るというわけではありません。
こども達も、最初はめいいっぱい引いて打ちっていましたが、徐々に加減して打つようになりました。
ビー玉が太陽に入って、太陽が回っているところです。
写真ではややブレている程度ですが、実際は顔が認識できなくなるくらい高速で回ります。
もし、太陽下のピンク色の凹に入れば、大当たりです!
でも太陽くんは気まぐれでイジワルなので、なかなかココには入りません。
後半は、等間隔に打ったくぎのコースです。
ここを通る時の音がとてもキレイです。
ゴールは3-4分割することができます。
運の要素も大きいですが、テクニック次第で大当たり率を上げることも出来ます。
打ち出すのがやっとの幼児もいれば、発射の強さを試行錯誤している高学年の小学生もいます。
幅広く楽しめる、バランスの良いゲームだと思います。
ちなみにこのコースだと、左→右→真ん中→大当たり(太陽下の凹)の順に入りやすいようです。
私の教会では、ゴールに合わせて景品がもらえます。
おまけの看板
せっかくなので、余った木材と画用紙で看板を作りました。
看板をパソコンで作って、白画用紙に印刷し、ラミネートしたものを両面テープでくっつけました。
看板を横に並べると、楽しい雰囲気がぐっと増します。
木工なため、作るのがちょっと大変ですが、その分丈夫です。
普通に遊んでる分にはまず壊れないので、ずっと使うことが出来ます。
私の教会では、こども会の定番ゲームとして人気です。
コリントゲームを楽しみに来てくれるこどももいます。
ぜひ、作って遊んでみてくださいね。